クレカって何枚くらい持つのがいいんだろう?
多すぎるのもよくない気がするし…
JCBが公表している「クレジットカードに関する総合調査2019年度版調査結果レポート」によると、クレジットカード保有率は85%で、平均3枚所持していることが分かります。
こんにちは。カーミアライターの芦原です。
クレジットカードは便利ですが、使い過ぎてしまうなどと、否定的な考えを持つ人も少なからずいます。しかし、クレジットカードを適切に使うことで、ポイント還元や特典が受けられるのです。
「クレジットカード選びは、どうすれば良いのだろう?」
「クレジットカードは、何枚持つべきなのだろう?」
「クレジットカードを持つ際の注意点はないだろうか?」
この記事では、元現金主義だった筆者のクレジットカード活用術をご紹介します。クレジットカードを使用する魅力を紐解いていきたいと思います。
クレジットカード利用「メイン1枚+サブ2枚」が正解
筆者は、3枚のクレジットカードを使用しています。JCBが公表している「クレジットカードに関する総合調査2019年度版調査結果レポート」でも、平均保有枚数は3枚でした。
固定費やショッピングで使用するメインカードを1枚持っておきます。メイン使いは、ポイント還元率が高いクレジットカードを選びましょう。
また、サブカードを2枚持っておきます。サブカードは基本、日常の買い物などでは使わないものになりますので、付与される特典が魅力的なクレジットカードを選びましょう。
何枚もクレジットカードを持つメリット
複数枚のクレジットカードを持つと、どのような効果が得られるのでしょうか?ここでは、クレジットカードを持つメリットをご紹介します。
支出管理がしやすい
水道光熱費や携帯電話代をクレジットカード払いにしておけば、支払い忘れを防ぐことができます。また、引落し日も決められているため、お金の管理がスムーズです。
クレジットカードの明細書を家計簿代わりに使うこともできます。わざわざレシートを集めて、家計簿を作成するという手間が省けるので、支出管理がしやすくなります。
優待が受けられる
クレジットカードを選ぶ際に「優待特典」で選ぶ方は多いです。ショッピングやレジャーの割引優待が受けられます。年会費無料のクレジットカードでも、さまざまな優待が受けられるため、優待目的でクレジットカードを作る方も多いです。
保険に加入できる
クレジットカードには旅行傷害保険が付与されています。旅行時のトラブルを補償してもらえるため、頻繁に旅行する機会がある方はお得に感じられるはずです。また、クレジットカードの種類にもよりますが、少額の掛け金で医療保険に加入できるクレジットカードもあります。
キャンペーンに応募できる
各クレジットカード会社では、多くの人に加入をしてもらおうと、さまざまなキャンペーンを実施しています。ポイント還元のキャンペーンやプレゼントキャンペーンなど、種類はさまざまです。
ブラックカード「JCBザ・クラスメンバー」になると、年1回カタログギフトが受け取れるようです。各カードでキャンペーンは異なるので比較してみましょう。
盗難や紛失にも対応できる
メインカード1枚だけで十分と思う方もいるかもしれませんが、盗難や紛失した場合にカード払いが対応できなくなります。複数枚を持っていることで、盗難や紛失に遭遇した際もカード払いに対応できるのでサブカードは作っておきましょう。
何枚もクレジットカードを持つデメリット
複数枚のクレジットカードを持つとポイント還元や特典が受けられますが、保有する際の注意点もあります。ここでは、クレジットカードを持つデメリットについて解説します。
カードを使い過ぎてしまう
SMBC三井住友カードの調査結果によると、お金を使い過ぎてしまう原因として「クレジットカードの引き落とし額を把握していない(26.2%)」「クレジットカードの利用明細を確認していない(23.8%)」「クレジットカードは後払いなので上限なく使ってしまう(21.4%)」と、クレジットカードの便利さが挙げられました。
クレジットカード決済は便利な反面、お金を使い過ぎてしまう傾向があるため注意しましょう。
住宅ローンの審査に影響する
クレジットカードには「ショッピング枠」と「キャッシング枠」が用意されています。キャッシング枠は現金を引き出せる上限額を示すもので、住宅ローン審査時には、キャッシング機能を利用していなくても、限度額まで利用しているとみなされてしまうのです。
キャッシング枠が多ければ多いほど、住宅ローンの借入可能額が低くなるので注意しましょう。
管理が面倒である
クレジットカード毎に、引落し日が異なります。同時に複数枚のクレジットカードを使用すると、翌月の総支払額が管理できなくなるので注意が必要です。支払額を管理できずに、使い過ぎて返済できなくなると使用停止になるので注意しましょう。
ポイントが分散してしまう
複数枚のクレジットカードを使用すると、還元されるポイントが分散されてしまいます。クレジットカードの中には、カード利用額に応じたボーナス特典が用意されていますが、ボーナス特典が貰える利用額に届かなくなります。そのため、決済で使用するメインカードを決めておきましょう。
独身女性におすすめのクレジットカード3選
筆者はお得な「リクルートカード」をメインカードに、「JCB CARD W」と「エポスカード」をサブカードにしています。3枚のカードの使い分けと、実際に使用してお得に感じている点をご紹介します。
ポイント還元率が高い「リクルートカード」
リクルートカードは、ポイント還元率1.2%の優秀クレジットカードです。他のクレジットカードを大きく上回るポイント還元率が魅力的なため、固定費の支払いにおすすめです。
筆者自身は、家賃や水道光熱費、携帯電話、社会保険料などの固定費の支払いに使用しています。毎月10万円分を利用すれば、1,200ポイントが還元されます。年間に換算すると14,400ポイントが還元されるのです。
家賃のクレジットカード決済が認められている物件に住んでいる方は、高いポイント還元率の恩恵が受けられるのでおすすめです。
女性疾病保険に加入できる「JCB CARD W」
JCB CARD Wは、2017年10月に発行された新しいクレジットカードです。また、入会条件が39歳以下となりますが、女性向け用クレジットカード「JCB CARD W plus L」の付帯保険が魅力的なので1枚作っておいて損はないでしょう。
乳癌など女性特有の疾病に備えて、保険をかけておくことは大切です。しかし、医療保険は掛け捨てになりがちだと加入に躊躇う女性も多いはずです。
「JCB CARD W plus L」の付帯保険であれば、月額30円からの掛け金で保険に加入することができるのです。少額の掛け金ですが、乳癌の手術保険金として50万円が補償されます。そのため、医療保険への加入を検討したことがある独身女性の方におすすめです。
10%OFF割引が受けられる「エポスカード」
エポスカードは、年4回実施されるマルイのセールで10%の割引が受けられるクレジットカードです。また、エポスカードの「たまるマーケット」を経由してショッピングをするとポイントが最大30倍になります。
たまるマーケットは、家電量販店のノジマやインテリアショップのKEYUKAがポイントアップ対象となっています。女性に人気のコスメブランドもポイントアップ対象。
マルイのセールスで割引が適用されることは認知されていますが、「たまるマーケット」は認知されていないようです。ぜひ、ショッピングを楽しみたい方は有効活用しましょう。
今回は、何枚ものクレジットカードを持つメリット・デメリットについて解説しました。ポイント還元率や特典付与など魅力が溢れるクレジットカードですが、たくさん持っていると、使い過ぎてしまったり、支払額の管理が難しくなったりします。ですから、日常の買物に使うメインカードは1枚にしておきましょう。
また、多くの方に知られていませんが、クレジットカードのキャッシング枠は住宅ローンに影響します。将来、住宅購入したいと思ったときのことを考えて、キャッシング枠の設定はできるだけ少なくしておきましょう。
理解を深めた上でクレジットカードを活用してください。
メイン1枚+サブ2枚を目安に、上手にポイントを貯めたり、特典を活用したりしていくのと良いのですね。
あと、キャッシング枠は少なめ!!
覚えましたよ~💖