大根の皮、なんとなく捨てていませんか?普段は料理に使わないので剥いているという人も多いかと思いますが、実は今まで捨てていた大根の皮部分、料理法によってはおいしく食べられるんです。
今回は、食物検定1級保持のカーサミアライターの山本が大根の皮を料理に使う方法や、簡単なレシピの一例、大根の皮の保存方法をご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
大根の皮、料理に使う方法は?
捨てるはずだった大根の皮、料理に活用できると1品増えるので節約につながります。では、どんな料理ができるのでしょうか…?
大根の皮の固さを活かした料理に
大根の外側は固いので皮部分は当然食べにくいですが、「きんぴら」など固さを活かす料理に活用してみましょう。固い部分は、歯ごたえがメリットにもなるんです。使用するときは、細切りにすると程よく食感が楽しめて使いやすくなりますよ!
煮て柔らかくする
固い外側の皮部分は、煮ることで柔らかくなります。煮物はもちろんですが、スープの具材に活用するのもおすすめです。
最初からスープの部材に皮を使おうと思っているなら、気持ち厚め(0.5mm程度)で剥くとよりボリューム感が楽しめます。
大根の皮ごとすりおろす
大根おろしをするときは皮ごとすりおろすのもアリ。大根を剥く手間もなくなるので一石二鳥ですよね。皮部分はすりおろすことで大根おろしに馴染むので、特に気になるなんてこともありません。
皮ごとすりおろすときは、大根をしっかり洗ってから使いましょう。
料理のかさましに
大根の皮だけでわざわざ一品つくるのは面倒。そんな人は炒め物などに入れるとかさましになります。特に大根は目立つ味ではないため、比較的どんな料理にも入れられます。
炒め物以外では、みじん切りして餃子やハンバーグのタネにしたり、ごはんと一緒に炊いたりなど様々な活用法があります。
大根の皮、活用簡単レシピ
ここからは大根の皮を使った簡単な活用レシピを紹介します!
ごま油香るきんぴら
材料
- 大根の皮 150g(1/2本くらい)
- ごま油 小さじ2
- 砂糖 小さじ2
- 酒 小さじ2
- 醤油 小さじ2
作り方
- 大根の皮を細切りにする
- フライパンにごま油を入れて熱したら大根を入れる
- 大根がしんなりしたら、酒・砂糖を入れる
- 醤油をまわし入れて完成
ツナやベーコンを入れても旨味が増しておいしいですよ♪
さっぱりポン酢浸け
材料
- 大根の皮 150g(1/2本くらい)
- ポン酢 大根が浸かる量
- 好みで七味
作り方
- 大根の皮を細切りにする
- ビニール袋に大根の皮を入れたら、浸かる量のポン酢と好みで七味を入れる
- 一晩置いたら完成
塩昆布を入れても味わい深くなり、おいしいですよ♪
大根の皮、保存方法をちょっと一工夫
大根の皮は剥いてそのまま使うのもいいですが、一工夫するともっとおいしく、そして使いやすく、保存もしやすくなるんです!
天日干しで食感アップ
定番のきんぴらや煮物にはそのままの大根の皮を使うのでもいいですが、天日干しをのひと手間を加えることで、より歯ごたえのある食感が楽しめるようになるんです!
天日干しの方法は簡単。食べやすいサイズにカットした大根の皮をざるなどの通気性のいい入れ物(なければキッチンペーパーを敷いた入れ物)に重ならないように並べ、2~3日そのまま風通しのいい場所に干すだけ。たまに裏返すとより満遍なく乾燥します。
冷凍保存でしんなり
料理にするには少ないときや、その日は使う予定がない大根の皮は細切りにして冷凍保存がおすすめです。一度冷凍した大根の皮は味がしみやすく、またカットしてあるので使いたいときにサッと用意できて便利。
1回分ずつ分けて冷凍するのがポイントです。凍ったままスープや炒め物に入れられますよ♪
今まで捨てていた大根の皮を上手に活用することで、食費の節約だけでなくゴミの削減にもつながります。ぜひ一度試してみてくださいね!