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物件の選び方を知らなかった私。3番目のお部屋でようやく快適生活に【一人暮らしエッセイvol.46】

一人暮らしエッセイ
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「一人暮らし女性のおうちライフを快適に!」がテーマのライフスタイルマガジン「カーサミア」では、一人暮らしに関するエッセイを公開しています。

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はじめてはの一人暮らしは、悲惨な寮生活。次の格安物件は大失敗

高校を卒業後、地方都市に就職した私。
いきなり一人暮らしをする勇気もなかったので、寮のある仕事を選びました。
しかし私の寮生活は、悲惨なものでした。

寮生活がすべて悪いものとは思いません。私の友達も寮生活でしたが、話を聞くと羨ましくなるほど、二人部屋で楽しくやっているようでした。

私の寮は六階建て、エレベーター付き、完全個室、家具付きと条件は良かったものの、寮生活でのルールが厳しかったです。おまけにルールがあるにもかかわらずバカ騒ぎをする同僚がいました。

おかげで夜も眠れず、早々と音を上げた同僚たちは近くのアパートに引っ越しするか、退職していきました。

私もほどなくして退職を選びました。寮のことだけでなく、待遇面や給与面にも不満があったのです。

退職した場合、すぐに引っ越し先を決める必要があります。
私は不動産屋に行って、格安物件を即決しました。

田舎の家賃相場から考えても安かったその物件は、二階建て木造アパート築30年と古かったものの、部屋は八畳と広く、大学生が多く住む地区だったので日中は静かだったし、夜間は人通りもあって、コンビニやスーパーなども充実していたました。

女性の一人暮らしに関する物件の選び方など知らなかったから、この条件は悪くない、と思いました。

しかし、散々な目にあいました。

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住み始めてすぐ、転職先に出勤する準備をしていると「バーン」という音と共にドライヤーが止まり部屋が真っ暗に。
停電かと思いきや、ブレーカーが落ちたようです。

しかし、自分の部屋のどこにブレーカーがあるのかも知らず、同じアパートに住む人のドアを叩いて聞いて回ったという恥ずかしい思いもしました。どうやらアンペアの設定が低かったらしいです。

さらに梅雨の季節になると、洗濯物が乾かなくて困りました。
徒歩1分ほどのコインランドリーがあるため、そこで乾燥させることにしました。すぐ側なので、一旦部屋に帰る、終わる頃にコインランドリーに戻るとネットに入れた洗濯物だけ無くなっていました。
下着泥棒です。

近所のおばさんから聞いた話だと、このあたりは変質者も出るようでした。

これは引っ越しを考えた方が良さそうだ…と思いながら迎えた夏。

帰宅してアパートのドアを開けて閉めようとした時に、大量の虫が足元でぴょんぴょん跳ねています。カマドウマです。
カマドウマが玄関を開け閉めするたびに入ってくるという悪夢。

殺虫剤と箒は玄関にセットしたものの、その不快さにいよいよ引っ越しを心に決めました。

その他にも、住人の学生さんたちとはライフスタイルも合いませんでした。

ブレーカーが落ちたときに親切にしてくれた方には、その後もガスのことなど聞きに行くなどお世話になりましたが、その方以外にも様々な人が住んでいます。

休日になると音楽をバンバン大きなボリュームで聞く人や、週末になると友達を呼んで大騒ぎする人などがいたのです。

そんなわけで、次に選んだ物件は、社会人が多く住んでいるアパートの二階です。

地方都市とはいえ、一人暮らし向けの部屋は、窓もカーテンも開けられないような建物が密集した場所が多いのです。
しかしその中で、根気よく探し、田舎育ちの私がゆったり過ごせそうな物件を見つけることができました。

住宅街で街灯の多い場所。休日には窓を開けられる高台。
洗濯物も外に干せる見晴らしの良い部屋です。

家賃はそれなりでしたが、家電付きでお風呂とトイレも別。
休日の自分の部屋の居心地を重要視した物件選びをしました。

私は何も考えずに選んで最悪だった寮生活と、大失敗だった格安物件で、多くの事を学んだので、理想と条件を徹底的に吟味した結果、3番目にしてようやく満足のいく部屋を見つけることができました。

いまはとても快適な一人暮らしが実現できています。

(エッセイ投稿者・みなみ)

エッセイ募集企画は終了しました。次回の開催をお楽しみに!

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