初心者にもおすすめ!iDeCoの始め方<後編>掛金・商品の決め方

初心者にもおすすめ!iDeCoの始め方<後編>掛金・商品の決め方

この記事では、iDeCoの始め方について詳しく解説していきます。

iDeCo(イデコ)は、公的年金にプラスできる「もうひとつの年金」で、税金が色々とお得になる制度です。

こんにちは、ファイナンシャルプランナーのチエです。

中編ではiDeCoをおすすめする人、金融機関の選び方と口座の開き方についてご紹介しました。

後編では実際にiDeCoで運用するために必要なステップを解説していきます。

iDeCoのおすすめな始め方:掛金はいくらにする?

月5千円なら無理なく始められそう|イメージ画像:Pixabay

掛金の金額を決めよう

口座を開けたら、毎月積立する掛金の金額を決めましょう。

掛金は月額5千円から可能です。

上限金額は職業によって異なりますので、自分の職業の場合はいくらになるか確認しておきましょう。

掛金は後からでも変更できますので、まずは無理なく5千円から始めるのもおすすめです。

掛金の運用方法を決めよう

積み立てる金額が決まったら、その金額でどの商品を運用するか決めましょう。

運用商品には定期預金や投資信託などがありますが、選び方については後ほど詳しく解説します。

iDeCoのおすすめな始め方: 給付金の受け取り方法はどうする?

60歳になったら給付金を一時金で受け取るか、年金として受け取るか考えておきましょう。

実際の受け取りは60歳になってから請求をすればよいので、今決めなければならないというものではありません。

どの受け取り方が正解ということもありません。

「ドカッと受け取って好きなように使いたい」
「使いすぎると怖いから年金として少しずつ受け取りたい」
など自分なりのイメージを膨らませておくと、より楽しみながら運用に取り組めるでしょう。

iDeCoのおすすめな始め方:運用商品はどう選ぶ?

商品選びは慎重に!|イメージ画像:Pixabay

最後にiDeCoの運用商品の選び方について説明します。

iDeCoの運用商品には元本割れする可能性があるものもあります。

選ぶ商品によっては赤字になって損をしてしまう可能性もあるので、商品選びは慎重に行いましょう。

運用商品を選ぶポイント

運用商品は各金融機関でiDeCo向けに厳選された商品がラインアップされていますので、自分に合った商品を選ぶようにしましょう。

ここでは私のおすすめする選び方をご紹介します。

元本変動型の商品を選ぶ

iDeCoで運用できる商品は、定期預金など元本が保証されている「元本保証型」と、投資信託など元本が保証されない「元本変動型」に大きく分けられます。

元本保証型の商品は資産が減るリスクはありませんが、大きく増える可能性は低いです。私はより積極的に資産を増やすために、投資信託などの元本変動型の商品をおすすめします。

ただし元本保証型でも、積立した金額が所得控除されるというメリットは十分に享受できるので、元本保証型を選ぶのもアリです。

途中で変更することもできるので、無理せず自分に合った商品を選びましょう。

手数料の安い商品を選ぶ

投資信託は、投資信託を運用する運用会社に対して支払う「信託報酬」という手数料がかかります。

例えば信託報酬が1%の場合、年間1%の信託報酬が保有している間ずっと日割りで差し引かれます。

10万円運用していたら、年間千円取られてしまうということですね。

運用中ずっとかかる手数料なので、できるだけ安いものを選ぶのが重要です。

iDeCoの運用商品は各金融機関のウェブサイトで確認することができます。

SBI証券の場合、「運用商品一覧」というページから見ることができます。

信託報酬が安い商品を確認するには、「信託報酬」の列で安い順にソートしてみましょう。

信託報酬が0.1%台の商品が多く揃っていることが分かりますね。

信託報酬が安い商品がおすすめ|出典:SBI証券

銀行などに比べると手数料が安いSBI証券でも、信託報酬の高い商品では2%以上のものもあるので、0.1%はとてもリーズナブルです。

分散型の商品を選ぶ

投資の世界で有名な言葉に、「タマゴはひとつのカゴに盛るな」という言葉があります。これは投資先を分散することの大切さを説いています。

ひとつの国や地域だけに投資するような商品の場合、その国で大きなトラブルが起きた際に商品の価格が暴落する可能性があります。

そのようなリスクを避けるため、できるだけ多くの国に分散して投資する、分散型の商品が望ましいです。

ですから、「分類・地域」が「国際株式グローバル」となっているものの中から選んでいきましょう。

ただし、この中でも「先進国」型など、一部の地域だけに特化しているものもあるので、それぞれの商品の内容を確認して「全世界型」となっているものを選んでいきましょう。例外もありますが、商品名に「全世界型」と入っていることが多いです。

また、全世界に分散投資できる商品として、株式ではなく債券に投資する商品もありますが、株式型の方がより高いリターンが期待でき、手数料も安いのでおすすめです。

おすすめはインデックス型投資信託

これらのポイントを踏まえておすすめしたいのは、インデックス型の投資信託です。

投資信託には「インデックス型」と「アクティブ型」という2つの運用方針があります。

インデックス型は日経平均株価などの指標に連動させることを目標にしています。

例えば日経平均に連動させる場合、日経平均の銘柄を自動的に組み入れればいいので、運用会社の手間が省けて手数料が安くなるのです。

これに対しアクティブ型の場合、ファンドマネージャーと呼ばれる人が頑張って分析したり調査して、投資する銘柄を考えているので、手数料が高くなります。

ファンドマネージャーが頑張って運用しても、インデックス型より利益が出るとは限りません。

インデックス型はアクティブ型よりも手数料が安いのでおすすめです。

インデックス型の投資信託は、「ベンチマーク」の欄に、連動するインデックスが記載されています。

アクティブ型の場合はベンチマークの欄は「なし」となっています。

インデックス型の投資信託は、ベンチマークの欄に記載があります|出典:SBI証券

インデックス型投資信託のおすすめはeMaxis Slimシリーズ

インデックス型投資信託はさまざまな会社が販売しているため、迷ってしまうことがあるかもしれません。

「基準価額」や「純資産」などの項目を細かく調べたり、他の商品と比較するのも大変です。ですので、このあたりは初心者のうちは気にしなくても大丈夫です。

もちろん調べて把握できているに越したことはないですが、 例えばスマホを買うときに最初から細かいスペックを考えないように、細かいところを気にするよりもファンドのブランドで選んでしまいましょう。

私がおすすめしたいのは「eMaxis Slimシリーズ」です。

三菱UFJ国際投信が手掛ける、業界最低水準の運用コストを目指し続けているファンドで、信託報酬が大変低く設定されています。

シリーズの中でも、全世界に分散投資できる「三菱UFJ国際eMaxis Slim 全世界株式(除く日本) 」という商品が特におすすめです。

後編ではiDeCoを運用するためのステップと、運用商品の選び方についてご紹介しました。

iDeCoは誰でも簡単に始めることができ、節税メリットを享受することができます。

運用商品を選び掛金を設定すれば、時々ネット証券にログインしてチェックするだけでOKの「ほったらかし投資」が可能です。

節税しながら、老後の資産作りのためにiDeCoを始めてみませんか?

※記事の内容は執筆時点のものになります

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