マンション購入ってどうなんだろう…?
大きなお金の動くことですから、気になりますよね。
FPさんと一緒に、メリット・デメリットを整理してみましょう。
女性の社会進出に伴って、マンション購入を決断する独身女性が増えています。
こんにちは。カーサミアライターの芦原です。
リクルート住まいカンパニーの調査報告によると、マンション購入検討者に占める独身女性の割合は、2015年度は3.7%でしたが、2017年度に9.9%と2年間で2.6倍に増加しています。それ以降の調査データは公開されていませんが、女性向けコンパクトマンションが続々と登場していることから、需要は伸びていることが伺えます。
「マンション購入して大丈夫なのだろうか?」
「マンションを購入するべきなのかな?」
「マンション購入のメリット・デメリットは何だろう?」
そのような悩みを抱えている女性のために、マンション購入を検討しているFP保有資格者の芦原がメリット・デメリットを紐解いていきます。
独身女性がマンション購入するメリット
まずは、独身女性がマンション購入するメリットについて解説します。
資産(財産)になる
資産性の高い物件を選べば、生活環境の変化に合わせて「住む」「売る」「貸す」の3つの選択ができます。
売却可能な状態とは「不動産売却額>ローン残債」の場合をいい、賃貸可能な状態とは「家賃収入>毎月のローン返済額」の場合をいいます。選択肢を広げるためには、資金計画と物件選定が必要になりますが、賢く購入すれば資産(財産)になることが不動産購入の大きなメリットです。
共用施設や仕様設備が充実している
分譲マンションは、賃貸物件と比較するとグレードが高めです。非接触キーや宅配ボックスなどの賃貸物件では見かけない仕様設備も充実しています。
また、規模の大きい物件であればワーキングスペースやトレーニングルーム、パーティールームなどの共用施設を備えている物件もあります。
自分に合った共用施設や仕様設備が充実したマンションを購入すれば、満足度も最高潮に達するでしょう。
自分好みにリフォームができる
ライフスタイルの趣味の変化に合わせて、壁紙を張り替えたり、設備を交換したりしたくなるでしょう。場合によっては、間取り変更や配管交換の大がかりなリノベーション工事をすることもあるかもしれません。
賃貸の場合は簡単にリフォームできませんが、自分で購入した所有物件は、共用部分に影響を及ぼさない等の一定のルールを守ったうえで、自分好みの空間にリフォームすることができますよ。
老後の暮らしで家賃を支払わずに済む
自分の都合に合わせて、住宅ローン返済計画が立てられることも、マンション購入の大きなメリットです。収入が多い時期に繰り上げ返済していけば、予定より早く住宅ローンの返済を終わらすこともできます。
定年退職前までに住宅ローン返済を終えておけば、老後の住居費の負担が軽くなります。
団体信用生命保険に加入できる
住宅ローンを組めば、団体信用生命保険に加入できます。この団体信用生命保険に加入しておけば、ローン返済期間中に万が一のことがあった場合、住宅ローンの残債務が弁済されます。両親や兄弟姉妹などに、ローンがない建物を資産として相続してもらうことができます。
独身女性がマンション購入するデメリット
次に、独身女性がマンション購入するデメリットについて解説します。
住宅ローンを抱えなければいけない
多くの女性が、住宅ローンを組んでマンション購入をすることになります。住宅ローンは、簡単にいうと「借金」です。購入した物件は資産になりますが、同時に、多額の負債を抱えている状況であることを認識しておかなければいけません。
管理費や修繕積立金がかかる
マンション購入をする場合は、住宅ローン返済後も、管理費や修繕積立金を支払わなければいけません。
管理費は、管理内容が変わる・管理会社が変更なるなどの事情で、金額が増える場合もあります。
また、修繕積立金は一定の金額ではなく、徐々に上がりしていきます。将来、修繕積立金がどのように値上がりしていくのかは、物件ごとに「長期修繕計画」という計画が立てられているので、かならず確認しておきましょう。
税金を支払わなければいけない
マンション購入後は自分の所有物となるため、土地や建物に対して固定資産税や都市計画税を支払わなければいけません。地域により異なりますが、だいたい5月~6月頃に自治体から納付書が送られてきます。年間どれぐらいの税負担になるかを把握しておかなければ、家計を圧迫しかねません。
支払方法は1年分を4回に分割する方法と、一括納付する方法がありますので、自分の支払いやすい方法を選びましょう。
賃貸の場合には支払わずに済む税負担があることも、マンション購入時のデメリットです。
気軽に引っ越しができない
転勤や結婚、実家に戻るなどのライフイベントで引っ越しする機会もあるかもしれません。引っ越しをする場合は「売る」か「貸す」という選択がありますが、どちらの選択肢でも手続きが完了するまでに数か月はかかるでしょう。
賃貸の場合は気軽に引っ越すことができますが、物件購入した場合は気軽に引っ越せなくなります。
今回は、独身女性がマンション購入するメリット・デメリットについて解説しました。
資産価値の高いマンションを購入すれば、将来的に「住む」「売る」「貸す」などと選択肢が広がっていきます。そのためには、きちんと売ったり貸したりできる物件を選ぶことが大切です。
また、マンション購入は資産になる反面、住宅ローンという借金を抱えることでもあります。ローン返済以外の費用もかかります。ですので、しっかりと資金計画を立てた上で購入を検討しましょう。
マンション購入には、「賃貸よりも共用施設や仕様設備が充実している」「自分好みにリフォームができる」などの魅力もありますよ。
ぜひ、この記事を参考に、マンション購入か賃貸かを判断してみてください。
ずっと賃貸の場合のメリット・デメリットはこちらをご覧ください♪
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