年収300万円の人、どんな暮らしをしてるのかな…?
友達には聞きづらいけど、気になっちゃいますよね。
FPさん、教えてください~~!
マイナビウーマンのアンケート調査結果によると、9割の女性が「一人暮らしは楽しい」と回答。調査結果からも、一人暮らしを楽しんでいる女性は多いことが分かります。
こんにちは。カーサミアライターの芦原です。
一人暮らしを楽しんでいる女性も、お金の不安は抱えるものです。年収300万円の場合は、どれぐらいの貯金をすれば良いのでしょうか?
「年収300万円の一人暮らしの生活水準ってどうなのかな?」
「毎月、どれぐらいの貯金をすれば良いのかな?」
「人に聞くことができないけど、貯金はいくらあれば良いのかな?」
今回は、他の人には聞けない年収300万円の女性のお金や暮らしぶりをファイナンシャルプランナーの資格を持つ私が、カーサミア読者の皆さんの目線で一緒に考えて紐解きたいと思います。
年収300万円の人の手取り額・貯金額
一人暮らしをしている女性は、お金に対する不安を抱えていることも多いです。貯金額は他の人より多いのか気になっている女性もいるでしょう。そこで、年収300万円の手取り額や貯金額についてご紹介します。
年収300万円の手取り年収は「約238万円」
年収300万円でも、税金や社会保険料など差し引かれてしまうため、手取り年収は少なくなります。住民税は各自治体によって異なりますが、一般的な手取り年収は、238.3万円程度と考えておきましょう。
額面年収 | 300万円 |
税金(所得税・住民税) | 18万円 |
厚生年金保険料 | 27.5万円 |
健康保険料・介護保険料 | 15.5万円 |
雇用保険料 | 0.7万円 |
手取り年収 | 238.3万円 |
年収300万円の貯金額は「190万円」
リクナビNEXTを運営するリクルートが実施した「年収300万円正社員アンケート」によると、平均貯金額は約190万円。この調査結果は、正社員として働く20代~40代の男女575名のアンケートの集計結果なので参考にして貯金に励むのも良いでしょう。
正社員で働く女性の「28.2%」が年収300万円台
また、同調査によると年収400万円以下の正社員の割合は43.7%となっており、女性に絞り込むと65.1%。6割強の働く女性が年収400万円以下なのです。年収300万円台の女性に絞り込むと28.2%となります。そのため、約3人に1人の女性が年収300万円台であることが、同調査から分かります。
貯金できる?年収300万円はどんな暮らし?
年収300万円の女性は、どのような暮らしをしているのでしょうか?ここでは、年収300万円の一人暮らしの女性の暮らしについてご紹介します。
年収300万円の人の家計簿を公開
カーサミアが提供しているツールを活用すれば、理想の家計簿が簡単に確認できます。今回は、年収300万円の女性の理想の家計簿をツールを活用しながら独自に計算してみました。
この家計簿であれば、被服費や娯楽費など、趣味や交際費にお金をかけながらも、月収の20%を貯金できます。カツカツに節約をしなくても、貯金ができることが、家計簿からも分かりますね。
また、首都圏内に住む場合は家賃が上がってしまいますが、スマホのプランや保険を最小限にすることで、無理なく月収の20%を貯金に回せるので、固定費の見直しなどをしてみてください。
項目 | 一般論 | 首都圏版 |
手取り月収 | 200,000円 | 200,000円 |
家賃 | 56,000円 | 76,000円 |
食費 | 30,000円 | 30,000円 |
水道光熱費 | 10,000円 | 10,000円 |
通信費 | 10,000円 | 7,000円 |
日用品 | 4,000円 | 4,000円 |
被服費 | 10,000円 | 10,000円 |
娯楽費 | 30,000円 | 20,000円 |
保険料 | 10,000円 | 3,000円 |
貯金 | 40,000円 | 40,000円 |
年収300万円で住宅ローンは組める?
年収300万円で一人暮らしの女性は、将来的に不動産購入をすべきなのか、賃貸に住み続けるべきなのか悩むことが多いです。実際に、年収300万円で住宅ローンは組めるのでしょうか?このような疑問について紐解いていきたいと思います。
住宅購入者のうち、年収300万円台以下は「20%」
年収300万円でも住宅を購入することができます。住宅金融支援機構が公表している「2019年度フラット35利用者調査」によると、フラット35利用者の2割が年収399万円以下の方です。約5人に1人と考えると少ない割合ではありません。
年収300万円の借入限度額は約「2,500万円」
年収300万円の方の借入限度額は、2,521万円です。住むエリアにもよりますが、コンパクトマンションであれば、新築物件の購入も夢ではありません。
※ローン概要は以下の通りです。
借入額:2,521万円、ボーナス時支払:0円、金利:1.31%(フラット35・融資率9割以下・新機構団信付)、返済期間35年(2021/2/20現在)
しかし、借入限度額いっぱいまで借りることはおすすめしていません。実際に住宅ローンを組む際は、無理なく返せる金額を意識してくださいね。
おすすめの毎月返済額は「6.25万円」以内
カーサミアを運営する株式会社トラスト・ファイブでは、一人暮らし女性向けのマンションの販売をしたこともあります。その際の経験からすると、年齢や暮らしぶりにもよりますが、年収300万円の女性が「無理なく返済できる毎月返済額」は6.25万円以内(返済比率25%以内)とされています。
またカーサミアでは、年収300万円の場合ローン返済額に管理費や修繕積立金を合わせた住居費の目安は7.6万円以内と考えています。
たとえば管理費・修繕積立金などが1.5万円なら、ローン返済額は月6.1万円程度。
管理費・修繕積立金などが2.5万円なら、ローン返済額は月5.1万円程度をおすすめしています。
この金額は、首都圏に住む場合の住居費(家賃+共益費+更新料)として推奨している金額と同等です。住居費をこのくらいに抑えておけば、ムリなく貯金もできますよ。
賃貸・購入 比較シミュレーション計算ツール
「家賃の支出、もったいないなぁ…」
「いまの住居費と同じ支出だと、いくらのマンションが買える?」
と考え始めたら、そろそろ「あなたにとっての買い時」かも。一度シミュレーション計算してみてくださいね。
今回は、年収300万円の女性の暮らしをご紹介しました。年収300万円の女性でも、毎月4万円はムリをせずに貯金ができます。また、年収300万円で住宅ローンが組めると知って驚いた方もいるのではないでしょうか?
勉強になりました!しっかり貯金もできるのですね。
そして2500万円で買えるマンション、思わず検索しちゃいました。意外といろいろありますね…!
「無理なく」を考えて少し予算を下げても、そこそこありそうです。
「毎月、なぜか生活費だけでカツカツ…。」と悩んでいる方は、カーサミアの家計診断を活用して家計簿を見直してみてください。家計を見直してみるだけで、生活を楽しみながら、貯金ができるようになりますよ♪
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手取り25万円の一人暮らし女性は、「いまの賃貸より、収納と設備の充実したお部屋に住みたい!」と新築マンションを購入しました。
住宅ローン返済額は約8.3万円、ランニングコストも含めた住居費は月9.5万円を予定しています。
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